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電力会社を変えたら電気代は下がる?20ヶ月分の請求を並べた







2026年3月に、電気の契約を変えました。

それまでは電気とガスをまとめて東京ガスのセットプランで払っていました。そこから電気だけを東京電力の「従量電灯B」へ移した形です。

手元には、切り替え前13ヶ月と切り替え後7ヶ月、あわせて20ヶ月分の請求が残っています。

先に結論を書きます。安くなっていません。

ただ、数字を並べていくうちに分かったことがありました。電気代が上がった一番大きな原因は、プランを変えたことではありませんでした。

この記事でわかること

  • 電気だけ東京電力に切り替えた20ヶ月分の実際の請求額
  • 前年の同じ月と比べてどうだったか
  • 電気代が上がった本当の原因
  • 切り替えの効果を確かめられなかった理由

リベ大を見て電気だけ東京電力に切り替えた

きっかけは、お金の勉強で見ていたYouTubeのリベラルアーツ大学の動画です。そこでおすすめされていたので、試しに契約してみました。

変えたのは電気だけです。

  • 切り替え前:水道は東京都水道局、電気とガスは東京ガスのセットプラン
  • 切り替え後:電気だけ東京電力「従量電灯B」。ガスと水道はそのまま

深く比較検討したわけではなく、「おすすめされていたから試してみた」というのが正直なところです。

20ヶ月分の請求を並べた

先に断っておくと、ここで出すのは金額だけです。使った電力量(kWh)は確認していません。この点は後であらためて書きます。

切り替え前|東京ガスのセットプラン13ヶ月

請求月 ガス 電気 合計
2025年3月 6,725円 5,730円 12,798円
2025年4月 6,530円 5,775円 12,648円
2025年5月 6,688円 5,881円 12,912円
2025年6月 4,175円 3,858円 8,376円
2025年7月 3,929円 3,892円 8,164円
2025年8月 2,912円 5,536円 8,791円
2025年9月 2,377円 6,666円 9,386円
2025年10月 2,710円 8,603円 11,656円
2025年11月 4,934円 6,401円 11,678円
2025年12月 4,757円 5,539円 10,639円
2026年1月 6,723円 5,562円 12,628円
2026年2月 6,186円 7,468円 13,997円
2026年3月 6,090円 6,857円 13,290円

合計欄には、ガスと電気のほかに「サービス等」として毎月343円が同じ金額で乗っています。

13ヶ月の月平均は、電気が5,982円、ガスが4,980円でした。

ガスは2,377円から6,725円まで、季節でかなり動いています。

切り替え後|東京電力「従量電灯B」7ヶ月

電気料金
2026年3月 7,441円
2026年4月 8,413円
2026年5月 7,748円
2026年6月 6,898円
2026年7月 6,619円
2026年8月 8,235円
2026年9月 6,717円

7ヶ月の月平均は7,439円です。

切り替え前の5,982円と単純に比べると、月1,457円ほど高くなっています

前年の同じ月と比べても高くなっていた

平均どうしの比較は、季節がそろっていないので雑です。そこで、前年の同じ時期の請求と並べてみました。

東京電力(2026年) 前年の東京ガス
3月 7,441円 5,775円 +1,666円
4月 8,413円 5,881円 +2,532円
5月 7,748円 3,858円 +3,890円
6月 6,898円 3,892円 +3,006円
7月 6,619円 5,536円 +1,083円
8月 8,235円 6,666円 +1,569円
9月 6,717円 8,603円 −1,886円

7ヶ月の合計で11,860円ほど高くなっていました。安くなったのは9月だけです。

ここまで見ると「切り替えが失敗だった」と言いたくなります。でも、そうではありませんでした。

上がった原因はプラン変更ではなかった

この20ヶ月のあいだに、僕の生活は2回変わっています。

  • 2025年7月に犬を迎えた。エアコンをつけっぱなしにするようになった
  • 2026年7月以降に引っ越して、部屋が33㎡から40㎡に広くなった

これを分けて並べ直すと、見え方が変わります。

区間 住まい 契約 電気代の月平均
2025年1〜6月 旧居 東京ガス・犬なし 5,027円
2025年7月〜2026年2月 旧居 東京ガス・犬あり 6,728円
2026年3〜6月 旧居 東京電力・犬あり 7,625円
2026年7〜9月 新居 東京電力・犬あり 7,190円

同じ住まい・同じ東京ガスのまま、犬を迎えただけで月1,701円上がっています。

一方、同じ住まい・犬がいる状態どうしで契約だけを比べると、東京ガスから東京電力への変更は月897円でした。

引っ越しの影響も見ておくと、東京電力・犬ありのまま住まいだけが変わった区間では、部屋が広くなったのに月435円下がっています。

つまり、一番大きく効いていたのはプラン変更ではなく、犬を迎えて生活が変わったことでした。

念のため書いておくと、これは僕の家の話です。犬を飼えば必ず電気代が上がる、という話ではありません。冷暖房の使い方が変われば上がる、というだけのことです。

切り替えの効果を取り出せなかった理由

ここまで数字を並べておいて申し訳ないのですが、僕はこの897円が切り替えのせいなのかを確かめられていません

理由は4つあります。

  • 比べている年が違う — 切り替え後は2026年、比較対象は2025年。電気の単価や燃料費調整額、補助金の有無は年によって変わる
  • 使用量(kWh)を確認していない — 金額だけでは、単価が上がったのか使った量が増えたのかを分けられない
  • 切り替え後のガス代を確認していない — セットプランをやめた影響が分からないので、電気とガスの合計で得したのか損したのかは不明
  • 検針期間の対応が厳密ではない — 東京電力の「○月分」と東京ガスの検針期間は、きれいに重なっていない可能性がある

だから僕は、この切り替えについて「安くなった」とも「高くなった」とも言えません。条件が動きすぎていて、プラン変更の効果だけを取り出せませんでした。

これから電力会社を変えようと思っている人がいたら、切り替える前に使用量(kWh)を控えておくといいと思います。僕がやらなかったことです。

まとめ|光熱費を最後に回していい理由

同じ固定費でも、通信費のときはこうではありませんでした。

スマホをauから楽天モバイルに変えたときは、契約を変えただけで生活は何も変わらず、金額だけがはっきり下がりました。詳しくはauから楽天モバイルに乗り換えた実体験に書いています。

電気はその逆です。

  • 効果が読みにくい — 季節でも年でも単価が動く
  • 生活が変われば簡単に増える — 犬を迎えても、在宅時間が延びても増える

削った効果より、生活の変化のほうが大きく出てしまう。だから僕は、固定費を見直すなら光熱費は最後でいいと思っています。

どの順番で手をつけるかは固定費を見直すならどこから?6大固定費を減らす順番に、自分の固定費が多いのか少ないのかが気になったときは固定費はいくらが理想?手取りに対する固定費率の目安と見直し方にまとめました。

電気の契約を変えること自体を否定するつもりはありません。ただ、手をつける順番としては後ろでいいというのが、20ヶ月分の請求を並べてみた僕の結論です。