「銀行口座は目的別に分けたほうがいい」と、よく言われます。僕もそう聞いて、2025年の7月ごろに分けました。
今は4つあります。ただ、正直に書くと少し多いと思っています。3つに減らすつもりです。
この記事は「分けましょう」で終わりません。分けてみて何が良かったか、そして何が面倒になったかまで書きます。
この記事でわかること
- 口座はいくつあれば足りるのか
- 分けてよかったことと、面倒になったこと
- 銀行を選ぶときに見ているもの
結論|分けるより、いくつにするかを先に決める
先に僕の考えを書きます。口座の数は、これくらいで足りると思っています。
- 独り身なら1つ
- 夫婦なら2つ(自分のメイン口座と、共有口座)
- 副業などをしているなら、それ用にもう1つ
僕は今4つ持っていますが、多いなと感じています。だから3つに戻すつもりです。
「分けたほうがいい」は本当です。ただ分ければ分けるほどいい、ではありませんでした。
みんなは何個持っているのか(平均3.5個)
自分が多いのか少ないのか、比べる相手がいないと分かりません。調べたら、調査がありました。
| 口座の数 | 割合 |
|---|---|
| 3個 | 23.3%(最多) |
| 2個 | 17.0% |
| 4個 | 14.3% |
| 5個 | 13.7% |
| 1個だけ | 13.0% |
| 6個以上 | 13.7% |
平均3.5個、中央値3個。2個から5個までに68.3%が入っています。
(千葉銀行「銀行口座は平均何個?」/全国の20〜69歳の有職者300人・インターネットリサーチ・2026年8月6日実施。2026年10月27日に確認しました)
この調査は千葉銀行が自社で行ったもので、回答者の半数以上が50代以上です。全国の平均としてそのまま読むには偏りがあります。参考程度に見てください。
もう1つ、同じ調査で目についた数字があります。口座を2個以上持っている人の92.5%が、用途に応じて分けているそうです。用途の1位は給与や年金の受取で81.4%でした。
つまり「分ける」こと自体は多数派で、数としては3個あたりが真ん中ということになります。僕が4つを3つに減らそうとしているのは、たまたま真ん中に寄せる形でした。
今は4つ。それぞれの役割
今の形はこうなっています。
| 口座 | 役割 |
|---|---|
| 楽天銀行 | メイン口座。給与の振込先 |
| 三菱UFJ銀行 | 夫婦の共有 |
| 三井住友銀行 | 借金の返済用 |
| ドコモSMTBネット銀行 | 事業用 |
お金の流れはシンプルです。給料は楽天銀行に入り、そこから三井住友と三菱UFJに移します。返済ぶんと、共有ぶんです。
ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)は事業用に持っていますが、今はほとんど動いていません。
住信SBIネット銀行は、2026年8月3日に「ドコモSMTBネット銀行」へ社名が変わりました。(公式サイトで2026年9月29日に確認)
この記事では新しい社名で書いています。サービスの条件は変わることがあるので、検討するときは必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。
共有口座は、1つの口座の中で分けている
ここは誤解されやすいので、はっきり書いておきます。
うちの共有口座は家賃・光熱費・犬の貯金という3つの目的に分けていますが、口座が3つあるわけではありません。三菱UFJの1つの口座の中で、それぞれいくら入れるかを決めているだけです。
口座を目的ごとに作ると、その数だけ管理が増えます。中で分けられるなら、そのほうが楽です。
この犬の貯金には、引っ越しでお金が足りなくなったときも手をつけませんでした。その話は貯金があるのに借りましたに書いています。
分ける前は、全部ひとつにまとめていた
今の形にする前は、こうでした。
ほとんどのお金を三井住友に集約して、三菱UFJを共有の家賃などを払う口座にしていた。
つまり、自分のお金はほぼ1か所です。給料もそこに入って、そこから全部払っていました。
分けようと思ったきっかけは、リベ大で学んだことでした。お金の勉強を始めて、「使う口座と貯める口座は分けたほうがいい」と知ったからです。
分けてよかったこと
分けて良かったことは、はっきりあります。管理しやすくなりました。
返済用の口座を分けたことで、その口座を見れば返済がいくら進んでいるかが分かります。共有の口座も同じで、夫婦で出し合ったお金と自分のお金が混ざりません。
もうひとつ、地味ですが効いていることがあります。手数料を意識するようになりました。
ATMは月に1回くらいしか使いませんが、お金の勉強を始めてから、ATM手数料は1円も払っていません。振込手数料も、今は気にするようになりました。口座を移すたびに手数料がかかるようだと、分けた意味が減ってしまうからです。
分けて分かった、面倒なこと
ここからが本題です。
口座が多いと、管理が面倒になります。
4つあると、どこにいくらあるのかを把握するのに4回確認することになります。残高を1か所ずつ見て、足し算する。この手間が地味にかかります。
だから今は、メイン口座・共有口座・事業用口座の3つにまとめようと思っています。
これ、前にも同じことをやりました。クレジットカードです。7枚持っていたのを2枚に減らしました。その話はクレジットカードは何枚必要?7枚から2枚にした僕の基準に書いています。
増やすのは簡単です。必要だと思ったときに申し込めば増えます。減らすほうが、ずっと後回しになります。
同じことは節約の順番にもありました。何を削って、どこで止めたかは通信費は削って、食費は戻したに書いています。
銀行を選ぶときに見ているもの
どの銀行にするかは、こう決めています。
- ATM手数料
- 振込手数料
- ネット銀行であること
- 自分が使っている経済圏に合っているか
上の3つは、要するにお金を動かすたびに取られないかという話です。分けた口座の間でお金を移すので、ここが高いと分けた意味がなくなります。
基本はすべてネット銀行にしています。メガバンクは「とりあえず今は使っている」くらいの感覚です。
そのうえで、僕は楽天銀行をメインにしました。理由は楽天経済圏です。支払いのほとんどを楽天カードと楽天ペイにしているので、銀行もそこに寄せたほうがまとまります。楽天経済圏のはじめ方に全体像を書きました。
今からもう1つ口座を作るとしたら、やっぱり楽天銀行にします。経済圏に乗っていて、手数料が安くて、アプリが使いやすい。この3つがそろっているからです。
楽天経済圏を使っていない人なら、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)がいいと思います。
この決め方は銀行に限りません。証券口座も同じ理屈で選びました。証券口座の選び方に書いたとおりです。
給与の振込先は、自分で選べることがある
ひとつ、意外と知られていないことを書いておきます。
僕の給与の振込先は楽天銀行です。これは自分で選びました。
会社に指定された口座を使い続けている人は多いと思います。でも、指定ではなく「希望を出せる」会社もあります。僕の場合はそうでした。
メインの口座を変えたいなら、ここが起点になります。給料が入る場所が変われば、あとの流れも自然に変わります。
家計簿アプリとは連携しているが、全部は数えていない
家計簿アプリと口座は連携しています。ただ、一部の口座は集計の対象から外しています。
理由は2つあります。
ひとつは、今は返済を優先していて、資産がいくらあるかより、毎月の支出を見たいからです。総額よりも、今月いくら使ったかのほうを見ていたいということです。
もうひとつは実務的な理由です。口座を全部つなぐと、前月分の引き落としまで今月の支出として引かれて、収支がごちゃごちゃになります。カードの支払いは使った月と引き落としの月がずれるので、そのままだと数字が読めなくなります。
家計簿アプリの選び方は楽天家計簿の評判は?マネーフォワードMEと比べた実体験に書きました。
通帳とキャッシュカードは、ほぼ使っていない
もうひとつ気づいたことがあります。通帳もキャッシュカードも、ほとんど使っていません。
例外は月に1回だけ。現金を引き出す用事があるので、そのときだけキャッシュカードを使います。それ以外は全部アプリで済んでいます。
だから口座を選ぶとき、アプリが使いやすいかどうかはかなり効きます。僕が楽天銀行をメインにしている理由のひとつでもあります。
まとめ|口座は、増やすより減らすほうが難しい
分けたほうがいいのは本当です。僕も分けて、管理しやすくなりました。
ただ分ければ分けるほどいい、ではありませんでした。4つは僕には多くて、今は3つに戻そうとしています。
これから分けようとしている人は、先にいくつにするかを決めてから作るのがいいと思います。
- 独り身なら1つ
- 夫婦なら2つ(メインと共有)
- 副業などをしているなら、それ用にもう1つ
どこにするかは、楽天経済圏を使っているなら楽天銀行、そうでないならドコモSMTBネット銀行が分かりやすいです。
口座もカードも、増やすのは一瞬で、減らすのには時間がかかります。作る前に数を決めておくと、あとで減らす手間が要りません。
