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ドル建て積立保険を解約した話|元本割れでも後悔していない理由






社会人になったとき、親に勧められてドル建ての積立保険に入りました。

正直に言うと、何も考えずに入りました。内容もよく分かっていませんでしたし、自分に必要かどうかを考えたこともありませんでした。保険料は毎月1万円ほどです。

それを2026年1月に解約しました。戻ってきたのは50万8千円。払った総額より少ない、いわゆる元本割れです

それでも、解約したことを後悔していません。戻ってきたお金は全額、借金の返済に充てました。

この記事では、何を知って解約を決めたのか、解約してどうなったのかを書きます。

先に断っておくと、これは「保険はいらない」という話ではありません。今の僕には必要なかった、という話です。

この記事でわかること

  • 元本割れすると分かっていて解約した理由
  • 高額療養費制度を知って何を考えたか
  • 戻ってきたお金と浮いた保険料をどうしたか

元本割れしても解約した

結論から書きます。

僕は元本割れすることを知ったうえで解約しました。確認したのは「いくら返ってくるか」だけで、迷いはありませんでした

損をするのに解約したのは、これから払い続ける保険料のほうが気になったからです。

すでに払った分は、解約してもしなくても戻ってきません。でもこれから先、必要だと思っていない保障に毎月1万円を払い続けるかどうかは、そのとき決められることでした。

「ここまで払ったんだから」で続けるより、今から先どうしたいかで決めたほうがいいと思ったんです。

何も考えずに入っていた

そもそも、なぜ入っていたのか。

社会人になったタイミングで、親に勧められたからです。それだけでした。

保障の内容も、なぜドル建てなのかも、自分にとって必要かどうかも考えていません。「社会人になったら保険に入るものだ」くらいの感覚でした。

たぶん、同じような入り方をしている人は少なくないと思います。すすめられて、断る理由も特に思いつかなくて、そのまま毎月引き落とされている。僕もそうでした。

問題は、入ったこと自体というより、入ったあと一度も見直さなかったことだったと思っています。

高額療養費制度を知って考えが変わった

きっかけは、お金の勉強をする中で高額療養費制度を知ったことでした。

厚生労働省の説明によると、これは医療機関や薬局で払う自己負担が上限額を超えた場合に、その超えた額が支給される制度です。上限額は年齢と所得に応じて決められています。

つまり、病院で何百万円もかかったとしても、自己負担が青天井になるわけではないということです。僕はこれを知りませんでした。

そのうえで自分の状況を考えました。今の自分は、病気にかかるリスクが極めて低いと感じています。であれば、民間の保険は今は必要ない。払っていた分は貯蓄に回したい。そう考えました。

公的な制度は変わります

高額療養費制度は、令和8年(2026年)8月と令和9年8月の2段階で見直されることになっています。月ごとの上限の見直しや「年間上限」の新設などが含まれます。

僕が判断したのは2026年1月です。その後に制度が動いているので、今はもう条件が違っている可能性があります。検討するときは、必ず厚生労働省など公的な情報で最新の内容を確認してください。

そういう事情があるので、この記事では上限額がいくらとは書きません。

解約して50万8千円が戻ってきた

2026年1月に解約しました。

戻ってきた解約返戻金は50万8千円です。払った総額より少なかったので、金額だけ見れば損をしています。

ただ、解約の手続きそのものは特に大変ではありませんでした。迷いがなかったので、確認したのも返戻金の金額だけです。

数字の上では損をしていますが、払い続けていたら、この先も毎月1万円が出ていき続けました。そこを止められたことのほうが、僕にとっては大きかったです。

そして戻ってきた50万8千円は、全額そのまま借金の返済に充てました

返ってきたお金も浮いた1万円も返済に回した

解約でお金の流れが2つ変わりました。

ひとつは一度きりの50万8千円。これは全額、借金の返済に使いました。

もうひとつは毎月1万円。解約して浮いたこのお金も、基本的に返済に回しています。

僕は今も借金の返済中なので、使い道を迷う必要がありませんでした。減らせた固定費と戻ってきたお金を、そのまま返済に充てる。それだけです。

固定費を見直すときに大事なのは、浮いたお金の行き先を決めておくことだと思っています。決めていないと、たいてい生活費に溶けます。せっかく毎月1万円分の余裕を作っても、何に使ったか分からないまま消えてしまったら意味がありません。

固定費をどの順番で見直すかは固定費を見直すならどこから?6大固定費を減らす順番に、浮いたお金を予算にどう組み込むかはキャッシュレスで使いすぎない方法に書いています。

今は入っていない。でも入る条件は決めている

現在、僕は保険に何も入っていません。

ただ、一生入らないと決めているわけではありません。入る条件は決めています。

養う家族ができたら、掛け捨ての生命保険に入る予定です。

自分が働けなくなったときに困るのが自分だけなら、貯蓄でなんとかする選択もできます。でも、自分の収入で生活している人がいるなら話は別です。そのときは必要な保障だと思っています。

だから僕の立場は「保険はいらない」ではなく、「今の自分には必要ない」です。ここは分けて考えたほうがいいと思います。保障が必要かどうかは、年齢・家族構成・仕事・持病の有無などで変わります。同じ答えになる人のほうが少ないはずです。

まとめ|なんとなく入ったままなら一度確認する

僕がやったことをまとめます。

  • 社会人のときに親の勧めで入った保険を、内容も確認せず払い続けていた
  • 高額療養費制度を知って、今の自分には必要ないと判断した
  • 2026年1月に解約。元本割れして50万8千円が戻ってきた
  • 戻ってきた50万8千円は全額を借金の返済に充て、浮いた月1万円も返済に回している
  • 今は何も入っていないが、養う家族ができたら掛け捨ての生命保険に入る予定

もし今、なんとなく入ったままの保険があるなら、解約するかどうかの前に、まず内容を確認してみるのがいいと思います。確認したうえで必要だと思ったなら、続ければいいだけです。

僕がまずかったのは保険に入ったことではなく、入ったまま一度も考えなかったことでした。

借金240万円の状態から家計を立て直すために何を変えたのかは、借金240万円から僕が実際に変えたことにまとめています。保険の解約も、その一つでした。