僕には、最大で約240万円の借金がありました。
「240万円も借金がある」と聞くと、何か一度に大きなお金を使ったのだと思うかもしれません。でも、僕の場合はそうではありませんでした。
飲み会に行ったり、洋服やスニーカーを買ったり、ボーナスの時期に少し高いものを買ったり。一つひとつは、特別大きな買い物ばかりではありませんでした。
問題だったのは、
「あとで払えばいい」
という考え方です。
クレジットカードを使い、リボ払いを使い、利用枠が足りなくなると別のカードを使う。その後は消費者金融からも借りるようになりました。そうやって支払いを未来へ後回しにしていった結果、2025年8月頃には借金が最大約240万円になっていました。
現在も僕は返済の途中です。だからこの記事は、「借金を完済した僕が正しいお金の使い方を教える」という話ではありません。
なぜ普通に会社員として働いていた僕が約240万円の借金を抱えることになったのか。過去のお金の使い方を振り返りながら書いてみます。
この記事でわかること
- 借金が最大約240万円まで増えていった実際の流れ
- リボ払いや複数カードを使うようになった経緯
- 借金が増えた一番の原因だと今振り返って思うこと
- 過去の自分に伝えるとしたら何を言うか
社会人1年目、手取り約19万円で一人暮らしを始めた
僕がお金の管理をほとんどしていなかったのは、社会人1年目の頃からです。
当時の手取りは月約19万円。一人暮らしで、家賃は約61,000円、スマホ代は約9,000円、光熱費は約8,000円でした。ここに食費や日用品などの生活費が加わります。
ただ、当時の僕は、
「毎月いくらまでなら使っていいのか」
「固定費を払ったあと、自由に使えるお金はいくらなのか」
といったことを考えていませんでした。収入はある。クレジットカードも使える。それくらいの感覚でお金を使っていました。
一番お金を使っていたのは飲み会だった
当時の支出で一番大きかったのは飲み会です。回数も多く、複数人で飲みに行ったときには、僕がクレジットカードでまとめて支払うこともよくありました。
もちろん、飲み会だけで借金が240万円になったわけではありません。ただ、今振り返ると、当時のお金の使い方を考えるうえでは大きな支出の一つでした。
それ以外にも、スニーカーや洋服を買っていました。ボーナスが入る時期には、ブランド品やオーダースーツを買うこともありました。
そのときにあったのが、
「どうせボーナスが入るし」
という考え方です。今持っているお金の範囲で使うというより、これから入ってくるお金まで含めて考えていました。
「あとで払えばいい」でリボ払いを使い始めた
社会人1年目の10月頃から、僕はリボ払いを使い始めました。当時は、リボ払いの仕組みや金利について十分に理解していませんでした。
それでも、
「あとで払えばいい」
と支払いを先送りしていました。
本来なら、使えるお金は自分の収入の範囲内です。でも当時の僕は、「今、自分が持っているお金」ではなく、「クレジットカードで決済できる金額」を、使えるお金のように扱っていました。
利用枠が足りなくなると別のカードを使うようになった
リボ払いを使いながらカードを利用していると、やがて利用枠が足りなくなってきました。そこで支出を減らすのではなく、僕は別のクレジットカードも使うようになりました。
カードが複数になれば、それぞれで支払いが発生します。それでも当時は、「借金が増えている」という感覚が今ほど強くありませんでした。
消費者金融からお金を借りることと、クレジットカードのリボ払いや分割払いを、同じ「借金」として捉えていなかったからです。今振り返れば、どちらも未来の自分のお金を先に使っていることに変わりありません。でも当時は、その感覚がありませんでした。
社会人5年目には消費者金融も利用した
初めて消費者金融を利用したのは、社会人5年目の6月頃です。
ここまで来ても、僕の生活が外から見て大きく変わったわけではありませんでした。普通に会社へ行き、普通に生活していました。借金の総額も、大体どれくらいあるのかは把握していました。
それでも、強い危機感を持っていたわけではありません。「返さなきゃ」とは思っていましたが、実際には返済を後回しにしていました。
カードの支払いが終わると手元にお金はほとんど残らなかった
当時は給料が入っても、クレジットカードなどの支払いをすると手元のお金がほとんど残らない状態でした。
すると、次の給料日までの生活でもカードを使います。そして翌月にまた支払いが来る。足りなければ、また支払いを後ろへ回す。毎月、同じことを繰り返していました。
それでも僕は、「このままではまずいから、お金の使い方を変えよう」と本気で行動するところまではいっていませんでした。
2025年8月頃、借金は最大約240万円になった
こうしたお金の使い方を続けた結果、2025年8月頃には借金が最大で約240万円になっていました。
飲み会、洋服やスニーカー、ボーナスを前提にした買い物、クレジットカード、リボ払い、そして消費者金融。一つひとつの支出と支払いの先送りが積み重なった結果です。
少しずつ積み重なっていったからこそ、増えている途中では、その大きさを深刻に捉えられていなかったのだと思います。
借金240万円になった一番の原因は「あとで払えばいい」という考え方だった
今振り返ると、借金が約240万円まで増えた一番の原因は、飲み会でもスニーカーでもクレジットカードでもないと思っています。
一番の問題は、
「あとで払えばいい」
という考え方でした。ボーナスが入ったら払えばいい。カードで払えるなら、とりあえず買ってもいい。そうやって、お金の問題を後回しにしていました。
そしてもう一つ大きかったのが、自分の収支を把握していなかったことです。毎月いくら入ってきて、固定費はいくらで、生活費はいくらまで使えて、自由に使えるお金はいくらなのか。そうした予算を立てないまま、お金を使っていました。
今の僕が過去の自分に伝えるなら「身の丈に合った支出管理をしよう」
借金をした過去の自分に、今の僕が一つだけ伝えるとしたら、
「身の丈に合った支出管理をしよう」
です。
これは、「飲み会に行くな」とか「洋服を買うな」という意味ではありません。何にお金を使いたいかは人によって違いますし、僕自身、お金を使うこと自体が悪いとは思っていません。
ただ、その前に、自分はいくら稼いでいて、いくらまでなら使えるのか。そこを把握する必要があると思うようになりました。
だから今の僕が大切にしているのは、「収支を把握して、予算を立てること」です。
借金があってもすぐにお金と向き合えたわけではなかった
ここまでが、僕の借金が最大約240万円まで増えていった経緯です。
ただ、借金が増えたからといって、すぐに生活を変えられたわけではありません。金額は把握していても、本気でお金と向き合うまでには時間がかかりました。
僕がお金について勉強し始め、「このままではまずい」と本格的に行動するようになったのには、別のきっかけがあります。それについては、次のMONEY STORYで書きます。
