保険は必要最低限でOK|本当に必要な3つの保険とムダな保険の見分け方
「保険ってどこまで必要なの?」
「入っておかないと不安だけど、種類が多すぎる…」
こんな悩みを持っている人は多いけど、その答えは実はとてもシンプルです。
結論:保険は“最低限の3つ”だけで十分。
日本は公的な保障(国の制度)がものすごく充実しているため、
ほとんどの民間保険は「入らなくても問題ない」ものばかりです。
本記事では、
✔ 本当に必要な保険
✔ 入らなくてもいい保険
✔ ムダな保険にお金を払わないための考え方
を分かりやすく解説します。
なぜ保険は“最低限でいい”のか?【日本は公的保障が超充実】
保険会社は「万が一のために必要です!」と言いますが、
実は日本にはすでに強力な仕組みがあります。
① 高額療養費制度で医療費は上限が決まっている
例えば、医療費が100万円かかったとしても
実際の自己負担は 約9万円ほど。
これは国の制度で決まっており、
高額医療保険に入らなくても、
「医療費で破産する」という事態にはまずなりません。
② 傷病手当金で“収入が途絶えるリスク”にも対応できる
会社員なら、病気やケガで働けない期間は
給料の約3分の2を最大1年6ヶ月もらえる制度 がある。
→ 就業不能保険が不要なケースがほとんど。
③ 生活保護や自治体の支援などセーフティネットもある
「人生どん底の状況」まで想定しても、
日本は世界でもトップクラスの支援体制がある。
つまり…
日本は“保険で守る国”ではなく“公的制度で守られる国”
ということ。
だからこそ、
高額な民間保険に入りすぎる必要はないんです。
本当に必要な保険はこの3つだけ
ここを抑えれば、ムダな保険に入らず家計が劇的に軽くなる。
① 火災保険(必須)
家を借りる人・買う人どちらも必須。
火災以外に、
・水漏れ
・台風
・盗難
など幅広い被害をカバーしてくれる。
月1,000円前後で大きな災害から守れる、
コスパ最強の保険。
② 自動車保険(対人・対物は“無制限”)
車を持つなら絶対に必要。
なぜなら…
事故の賠償額はケタが違う。
- 人身事故 → 数千万円〜億
- 店舗への突っ込み事故 → 数百万円〜
自賠責保険では絶対に足りない。
なので、対人・対物は「無制限」が鉄則。
③ 掛け捨ての生命保険(小さな子どもがいる家庭のみ)
ポイントはここ👇
- 掛け捨てでOK(安い・シンプル・無駄なし)
- 子どもが独り立ちするまでの期間だけ入ればOK
死亡保障が必要なのは
「残された家族が生活に困る場合」だけ。
独身・夫婦のみなら基本不要。
逆に“不要な保険”の代表例
- 医療保険(高額療養費で代替できる)
- がん保険(国の制度で自己負担は限定的)
- 貯蓄型生命保険(利回りが低すぎて損)
- 外貨建て保険(為替リスク&手数料高すぎ)
- 学資保険(新NISAの方が圧倒的に増える)
これらは
「安心に見せかけてお金が減り続ける保険」
と考えてOK。
保険に入る前に「現金の備え」をつくる方が強い
保険より優先するべきは、
現金の準備(生活防衛資金)。
✔ まずは 3〜6ヶ月分の生活費を貯める
これだけで、
病気・ケガ・失業・急なトラブルに対応できる。
✔ その上で、国の制度を理解する
- 高額療養費
- 傷病手当金
- 雇用保険
- 遺族年金
これらを知るだけで
「なんとなくの不安で保険に入る」
状態から抜け出せる。
✔ 余ったお金は投資に回す方が合理的
保険は守りの手段。
でもお金を増やす力はゼロ。
なので…
守り → 生活防衛資金
攻め → 新NISAで積立投資
これが最適解。
保険は最低限でいい。知識こそ一番の“備え”になる
- 日本は公的制度が手厚い
- 医療費・収入減のリスクは国がかなりカバーしてくれる
- 民間保険は必要最低限でOK
- 本当に必要なのは
① 火災保険
② 自動車保険(無制限)
③ 掛け捨て生命保険(子どもがいる家庭のみ) - まずは現金の備えが最優先
- 保険の前に「知識」が必要
保険は“安心料”ではなく、
理解しないまま入ると固定費を奪う“損する仕組み”。
正しく学んで、必要最低限で賢く備えていこう!